こんにちは、岩手県二戸市浄法寺の工務店のまちの大工さん 田口建築株式会社
皆さんの住宅・住まい・家づくりのお手伝い担当の
住まいマネージャー のタグチキヨミです。
いつも皆様には大変お世話になっております。

 今回は通常の3分ハウジングより短い90秒で読みきりブログ
90sハウジング です。
ずっと「この内容は大して話が広がらないよね…」
と思うジレンマの解消の策で「住まいのネタ?」をお届けしたい、そんな思いです。
住まいづくりに役立てる為に知って欲しいという情報よりは、
知っていれば見方が変わるかも?という程度の情報をお伝えします。
※後々は声でお届けできればもっと便利かなと思っています。
※clubhouseはどうなんでしょうね?
※招待お待ちしています(笑)

住まいづくりのタネをお届け

今回は「見なくなった冬のアレ」の話

 皆さん、この北東北で冬の風物詩と言えばなんでしょうか?
まぁこんな質問をしたらキリないんですが(在り過ぎ💦)
皆さん氷柱(つらら)って見ますか?
子供の頃は大きな氷柱を探しては興奮し取って振り回していた自分
(今思うと危険です💦)

氷柱を取ろうとしてけがをする事もあります(経験談)気をつけましょう

でその氷柱って最近は見てます?
自分も数年前までよく見ていました、前に住んでいたトコロで‼
大きな氷柱が玄関の上で大きく(大変危険)、それだけならまだ良いのですが
雨樋(※アマトイ:屋根の雨水を下に通す配管のやつです)が氷柱と同化し
水は凍ると膨張するので破損し壊れた場所から春になるとダラダラ雨水が
漏れていました、中には一緒に雨樋が取れ落ちてなんて事もあります。
※氷柱を落とす時も自分に落ちてくる場合もあります気をつけましょう(体験談)

ここまで凄いと雨樋・軒先破損以外にサッシのガラス破損も危険性があります

この氷柱(つらら)なんですが、どういう仕組みで作られるのか?
答えは、寒暖の差で屋根に積もった雪が解ける症状と、
室内の暖めた空気が天井を通り抜け屋根の積もった雪が解ける症状が、
軒先で冷やされて氷柱になるのが簡単な説明です。

当社の倉庫です。中で毎朝暖用の薪ストーブを焚くので氷柱というより氷が天井に溜まっています

 しかし昨今の新築物件では住宅性能が上がり天井から熱が小屋裏に行き難くなり、
小屋裏の換気もされ氷柱が出来ても小さな氷柱がちょっと…が昨今の氷柱事情です(笑)

☝の画像と同じ日同じ時間帯に事務所の軒先を撮影
ちゃんとした建物は氷柱がありません

前に住んでいたトコロは天井裏は断熱材はやはり無く すっからかんでした(笑)
※ユニットバスの天井の結露が嫌だったので自分で断熱材を充填してました。

氷柱が軒先に大きく、はたまた沢山氷柱が出来ている建物は天井の断熱性能が弱い
のかもしれませんね。
※昨今の住宅では氷柱が絶対に出来ないという事ではありません。
※立地条件や仕様環境によっても変わります。

夏の場合:天井の断熱性能が弱いと屋根・天井裏の高温熱が部屋に伝わって部屋が暑くなります
天井断熱をおろそかにするデメリット
⑴室内で暖めた空気が逃げる=光熱費のがかさむ+寒く費用が掛かる
 夏の場合:小屋裏の熱が部屋に影響する=光熱費がかさむ+暑く費用が掛かる

⑵屋根・屋根下地が痛みやすくなる=メンテナンスが早まる=費用が掛かる

⑶屋根に蓄積された氷が雨樋や下のモノや人の被害=危険・修理費が掛かる

築年数が経っている愛着がある皆さんのお住いでも断熱工事は出来ます、
費用的には使う断熱材・施工方法にもよりますが、天井に上の階が無い部分の
天井坪数(建坪数)が20坪の場合、約10万円~です、ご参考に。

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現場の最後の天井裏の
チェックはいつも自分
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